遺伝子を損傷

薬だからです。

お昼に定食を食べ、午後三時におやつをつまみ、部長に怒られた腹いせに一杯飲んで焼き鳥を食べ、ラーメンでしめて終電で帰る。休みの日は車で出かけ、ドライブスルーでファーストフードをとり、家に帰ってお昼寝をする。そんな生活をし始めたのは、ここ二0S三0年くらいのことです。人類の誕生から考えると、今のような生活様式になったのは、一年の暦でどのあたりになるのでしょうか^おお十月くらい?十一月?答えはいずれも×です。なんと年末も年末、大晦日十二月三十一日の午後十一時五十分くらいになります。つまり、私たちは人間として近代的な生活をまだほんの10分しか経験していません!人の長い、長い進化の過程を1年にたとえてみると、10分だけいまのような環境下にいるわけです。
したがって、基本的に私たちの体は、原始時代の生活に適合しています。私たちの体のつくりを支配している遺伝子は、完全に原始時代のままなのです。医療を実行しているところは本当にわずか。私たちが当たり前のようにしている近代的な生活様式には、体のつくりはまったく適合していないのです!
まさに私たちの体は、鹿児島大学の丸山征郎教授の言われるように背広を着た縄文人なのです。その丸山征郎教授が編集主幹になっておられる血管医学と題する医学雑誌があります。日本で最も古くから出版されている血管専門の医学雑誌です。私もこの雑誌の編集委員の一人で、いろんな分野の先生方と血管に関する論文を取りまとめています。丸山先生は、一瞬で物事の本質を見極められる才能をおもちの方です。背広を着た縄文人、ネーミングもいいですよねでは原始時代の生活を想像してみましょう。私たちの祖先は腹いっぱい食べて、血糖が高くなることなどそうそうあり得なかったでしょう。いつもひもじい思いをして、血糖値を無理やり上げなくてはいけない状況にあっただろうと推測されます。
そのため、人間はインスリンの働きとは逆の、血糖値を上げるホルモン、養素を絞り出させるしくみをたくさんつくり出していったわけです。
タンパク質や脂肪を溶かし別の栄たとえば獲物を追ってみたけれど、なかなかつかまらない。腹は減った。
しかし人間の脳や赤血球はブドウ糖しかエネルギー源にできないので、食べるものがなくても、どこからかブドウ糖を絞り出して血糖が下がりすぎないようにしなければ、筋肉や脂肪を溶かしてでも、命をつないでいくことができません頭の栄養源になるブドウ糖をつくり出すしそこで、肝臓から糖を供給したり、くみを獲得しました。

薬物療法で用いられる

  • 検査は骨量
  • ホルモンの材料となる脂質であ
  • 治療の基本は食事療法です。


細胞の機能を回復


ストレスや疲労他に喫煙

また血糖値を上げるためのホルモンも用意しました。その代表が交感神経のアドレナリンとノルアドレナリン。ほかにもグルカゴンや成長ホルモンがあります。いずれも血糖値を上げる働きをしています。このように私たちの祖先は腹いっぱい食べられることなどめったになかったので、血糖値を上げるためのバックアップ機構はたくさん用意したけれど、血糖値を下げる必要などほとんどありませんでした。このような飢餓の状態が長く続く原始時代の環境下では、血糖値を下げてしまうことは、むしろ致命的になったはずです。インスリン以外にそんな働きをする余計なホルモンやしくみをもってしまっていたら、まさに命取りなっていたことでしょう。
ところがです。今日の私たちの生活様式は、原始時代のそれとは大きくかけ離れています。体のしくみは原始人と同じですが、毎日たいしてエネルギーを使わなくとも、たらふく食べられる時代になりました。食べ過ぎて血糖値が上がってしまうような状況など、考えてもみなかった事態です。なんたる誤算でしょうか当然、まだ体がいまの環境についていっていません。
ど、私たちには与えられていなかったのです。
血糖値の上昇に対する防御策を準備する十分な時間なこれが今日、私たちがしばしば高血糖に悩まされ、糖尿病を患ってしまう根本的な理由です。?

動脈と併行するようにして太いリンパ管が走っているんです。

太りやすい人間が生き残ってきた高血糖と同じことが心筋梗塞や脳梗塞にも起きています。
血液を固める、血栓ができる、という問題です。血管の中をどうやって血液は流れているのか。血液を止めるのに必要な血小板は、1マイクロリットル当たり五万個もあれば十分なのですが、その四五倍の110万三0万もあります。凝固因子類にいたっては五倍もあり、やはり止血に必要な因子フィブリノーゲンは1デシリットル当たり八〇ミリグラムもあれば十分なところ、その一四倍あります。なぜかというと、昔、人間は怪我をする危険に囲まれて暮らしていたからです。考えてもみてください。昔、ジャングルで暮らしていた私たちはトラに襲われても、包帯はありません。


うつの知人がいます。

神経という言葉が出てき

上血剤もなく、輸血もできない。
そこで人間はトラにかまれてもいいように余分に血小板などを用意していました。何重にも出血を止める血液凝固の機構を獲得しました。ところが、いまの私たちはトラにかみつかれなくてもすむような時代に生きています。不幸にして事故にあっても早急に治療が施され、原始時代に比べて出血死のリスクは遥かに少ないものとなりました。
で、どうなったか?血液凝固を制御する因子として、アンチトロビンⅢは実際の濃度が1デシリットル当たり三0ミリグラムほどしかなく、これが110ミリグラム以下になると血栓傾向となり、血が固まりやすくなる。こちらのほうは、余剰が少なく、目いっぱいなのです。
余計なストレスがかかるだけで、ちょっと脱水になったり、ます。血液は固まりやすいので血管がつまってしまい動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞といった血栓症の病気が起きてくるのも、私たちが原始時代のままの血液構成でいるからです。ここでも、私たちの体の基本的なつくりといまの環境とのギャップが問題を起こしているわけです。高血圧が増えている理由にも同じことが言えます。私たちの祖先は魚でした。魚は海にいたので、塩はあり余るほどありました。ところが海にいたのでは栄養源が少なすぎる。そこで、私たちの祖先は陸に上がって、両生類になり、爬虫類になり、哺乳類へと進化していきます。その過程で一番困ったのが塩の不足です。海から陸に上がると、を見回しても、塩がまったく見つからないところもあります。
海のようには、ふんだんに塩がない。


医学学会

周り塩は「サラリーsalary」の語源になるくらいとても貴重なものでした。
のために戦った人という説もあるようです。
兵士ソルジャー
の由来も塩そのため、私たちの祖先は少しでも塩気のあるものを食べたら、すぐ吸収して体内に蓄えるようなシステムを獲得しました。それが「レニン-アンジオテンシン系」と呼ばれる腎臓でのホルモンシステムです。このシステムによって腎臓でNaと水の再吸収を促します。ところが、塩分が過剰になると、血液中のNa濃度を一定に保とうとして水の再吸収も増えて循環血漿量が増加するので、結果的に血圧が上がるのです。
けっしょう魚はこうした塩をとりこむしくみをもっていません。
ためのシステムです。
海から陸に上がった生き物だけがもっている、生きる人の口の中には、塩分をとてもおいしいと感じるセンサー機構があり、塩分嗜好性があります。私たちの体は、いったん塩分をとりこんだら出さないしくみになっているのです。たしかに、塩分は貴重で、日本でもかって専売公社として塩を販売していました。ところがいまは塩が潤沢にあります。調味料として塩を使うばかりか、醤油や味噌にも塩分が入っており、さまざまなお菓子や加工食品にも塩分が入っている。


医療を実行しているところは本当にわずか。 老化が起こるのです。 症状を伴う場合もあります。