薬を服用中の人

治療の概念が変わることを期待しています。

そうしたタイプの神経障害です。典型的には、足の指先からしびれなどの症状があらわれ始め、次に手の指先に症状が出てきます。脊髄から最も遠い神経の先っぽからやられていくからです。正座をして、足がしびれてしまう。
ちょうど、あんな感覚が手や足に常に起きてくる病気です。
手足のびりびり感やしびれ感がさらに進行していくと、知覚障害、知覚異常が見られるようになります。たとえば、足の感覚がなくなると、熱さや痛みも感じない。とても入れないような熱いお風呂に平気で足をつっこんでしまい、やけどでぺろりと足の皮がむけてしまう人もいます。湯たんぽやあんかでやけどをしてしまう方もいます。通常、私たちは、熱かったり痛かったりすると反射的に手足を引っこめますよね。その感覚が鈍っているために、ひどいやけどをしてしまうのです。
痛みもありませんから、足に怪我をしていても気づかない。ひどい靴ずれがあるのに平気で歩いている。傷口からばい菌が入ったりして、ときには足を切断しなければならなくなるような状況になってしまうこともあります。神経障害にはさらに自律神経障害があります。これがやっかいで、場合によっては命取りになることもあります。自律神経は血圧を調整したり、脈拍数をコントロールしたりしています。
たとえば、人間の体は横になって寝ていて、パッと起き上がったときというのは、一時的に末梢の血管がギュッと収縮して脳へ行く血流が減らないように調整しているのです。そうした働きが落ちてくると、急に立ち上がったときに、血圧がストンと下がり、フラフラとして倒れてしまう。起立性低血圧と呼ばれる現象です。風呂上がりにひっくり返ったりするのも、同じ現象です。
また、自律神経は内臓の活動などを支配していますが、糖尿病の合併症によって、自律神経のコントロールができなくなると、内臓の働きそのものがおかしくなってきて、いろんな症状を起こします。たとえば、ご飯を食べても胃腸が働かないことがある。食べ物が何時間も胃袋に残っているので、食事をとっても血糖値が上がりません。医者が、食後、血糖値が上がるだろうと予測して抗糖尿病薬を出してしまうと、薬だけが吸収されて、低血糖になって倒れてしまい、救急車で運ばれるという緊急事態を招くことになります。
薬を服用中の人

  • 病気を根本的に治すことができる
  • 予防の合成黄体
  • 免疫力を高める生活を送っていれば

老化現象でしょう。ほかにも最近日本でも注目されているED、男性の性機能の障害や不整脈にも自律神経が関係します。
ED、すなわち勃起障害はなかなか他人に話したり、医師にも相談しにくいですよね。でも、糖尿病でEDがあると将来、心筋梗塞を起こしやすいこともわかってきました。また、EDをある程度治療することが、心筋梗塞の予防にもつながる可能性も指摘されてきています。恥ずかしがらず、生活の質を高める意味でも、EDに関して担当の先生に積極的に相談されるほうがいいと思います。また、自律神経障害による不整脈は、ときとして命取りになります。
とくに透析患者さんの場合は、透析の前後で血液量や血圧も大きく変動しますし、自律神経がこれらの変化に対応していけないこともあります。
さらに、自律神経が乱れると、膀胱におしっこがたまっても尿意をもよおさないことがあります。その結果どうなるかというと膀胱がぱんぱんにふくれあがって、トイレに行くととてつもなくおしっこが出る。そういうことをくり返していると、膀胱の中で細菌が繁殖して膀胱炎になります。
糖尿病の血管合併症で大きな血管がやられる大血管障害では、動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳血管障害が起きます。これらは糖尿病の人だけでなく、一般の人にも多い病気です。前のページでもう少し詳しく説明しままた足の血管がつまって、そこから先に血液が行かなくなるので、組織が死んで壊疽を起こします。すると足を切断しなければならない。糖尿病の人が足を切るリスクは、ふつうの人の一六倍くらいと言われています。

 

老化を遅らせる効果

以上、糖尿病についていろいろ述べてきましたが、私が何を言いたかったのかというと糖化されたタンパク質、つまりAGEが人間の体の中で破壊的な行動をしていることを、糖尿病の患者さんの例をとって強調したかったのです。それは糖尿病の患者さんだけでなく、私たちの体の中でも起きています。さをしているのか、その詳しいメカニズムについては前のページに譲るとして、てたまっていくことを述べていきます。AGEが具体的に体内でどんな悪次の章ではAGEが食べ物によっ前のページのまとめ○持続時間、これが老化のスピードの指標になる。
血糖値が高い状態がつづくとAGEの量1血糖値老化は早まる。血糖値がそれほど高くなくても、体の中で悪さをする年をとればAGEは体の中で増えていく。
増えたAGEが人間は常に腹ぺこ状態で生きてきた。
それを目いっぱい食べ、食べ物があれば、とで、飢餓に耐えてきた。
そのため、血糖値を上げるためのバックアップ機構はたくさん備えてきたが、血糖値を下げる必要はめったになく、インスリンのみがその働きをする。つまり、太りやすい性質の人間こそ昔、脂肪にたくわえるこが生き残ってきた。
糖尿病がいま、世界的に増えている。
糖尿病になると、さまざまな病気にかかる率も高まる。
その背後にはAGEの存在があり、AGEがたまっていくことが、老化の縮図であるといえよう。
こうした病気にかからせるとすれば、糖尿病は

AGEを増やさない食べ物がある

体の中でつくられるAGE食品中のAGE食品中のAGEの7%は体内の中にとどまる食べ物の中のAGEが体にとりこまれる食品中のAGEのうち7%が体の中にとどまる。

症状を伴う場合もあります。
医療につながっていない場合
医師の多く
食べ物の中のAGEAGEは高血糖によって体の中でつくられるだけではありません。AGEがたくさん含まれる食べ物を食べることで外からもとりこまれます。
おおよそ、その食べ物に含まれるAGEの七%が人間の体内にとりこまれて、さい図3
最終的に蓄積すると思って下私たちは年間一000回前後食事をとりますから、一回ずつのAGE摂取量はそれほどではないとしても、AGEが多めの食事をとっている人は、長い間にそれが積み重なって大きな差がついてきます。
高血糖ではないのに、気になる人がいるのは、糖尿病の患者さんと同じように老化が早まったり、動脈硬化やがんなどさまざまな病食事を通して外からAGEをたくさんとっているからだとも考えられます。
ではどんな食べ物にAGEが多いのでしょうか。

AGEはタンパク質と糖のメイラード反応ですので、高温で加熱調理したもの、つまりメイラード反応を起こしているものにAGEがたくさん含まれます。
メイラード反応とは加熱により、焦げ目がついたり、キツネ色になることです。単純に言いますと、水を使わずに焼いたり、油で揚げたものによく見られます。
つまり見た目でAGEの量がある程度判断できるわけです。
鶏肉を例にあげましょう。まず鶏肉を水炊きで食べます。水炊きはお湯でゆでるので、鶏肉の色はキツネ色にならず、トリの肌の色のままです。

 

症状をコントロールすることが必要です。

次に鶏肉を焼いて焼き鳥にします。ちょっと焼き目がつきますね。
というと、あぶり焼きにした北京ダックです。
そして一番焼き色がつく鶏肉料理は何か鶏肉を同じグラム数だけ食べた場合、料理によってどれくらいAGEが違うのか。
たとえば水炊きを1とした場合、焼き鳥は10ぐらいで、北京ダックは二〇ぐらいです。
同じ鶏肉を食べても、調理方法によって体内にとりこむAGEの量がかなり違う。目安は焼き色です。
こんがりと焼き色がついていればいるほど、AGEは多い。
そう考えると、唐揚げやフライなど揚げ物はみなキツネ色ですから、AGE値が高いことがわかります。
同じ褐色でも、味噌や醬油、コーヒーなどはAGEを含みますが、機能性成分があると言われています。
同じAGEでも、食品によって毒性が強いものと、人間にとって有用な成分を含むものとがあるのかもしれません。食品は、いろんな成分や機能を含みますから、一概にAGE量の多い·少ないのみで、良し.悪しを決めてしまうのは短絡的すぎます。
九0分というこんな短時間で、血管の機能が悪くなるのです。ハンバーガーを食べると、AGEが一五%上がります。その上がり幅に合わせて、血管の柔軟性が失われてくる。
それに伴い血中のこういうことを頻繁にくり返していると、ドは便利ですし、値段も手頃です。しかし、動脈硬化が進んでいく可能性が高まるでしょう。ファーストフ朝、昼、晩、三食ともファーストフードというのは、考えものでさらに、ファーストフードをとることで、便利さと引き換えに、家族そろって話をしながら楽しく食べるなど、何か大切なものを失ってしまっている可能性もあります。
遺伝子を損傷

ケアに関する財産

それに食事にかける時間は五、六分、朝昼はほとんど車の中で食べる、というのでは体がまいってしまうのではないでしょうか。
その意味でも、一つひとつゆっくりと時間をかけて食べていく日本の懐石料理などは理想的な食事です。
ただ、毎食、懐石料理を食べるわけにはいかないでしょうから、たまにファーストフードを食べるときも善後策として野菜サラダなど繊維質の多いものも注文し、それらを先に食べたり、ゆっくり会話をしながら食べたりするよう工夫すればいいと思います。野菜を食べることで、血糖の数値が上がるのが抑えられます。
とにかく高温で加熱調理すると、AGEがたくさんつくられる。なるべくそうした調理法をさけることです。

最近とみに、開業医の先生方や糖尿病の患者さんから「AGEの多い食品、食べ物をどれくらい制限したらいいんですか」と聞かれますが、「揚げ物やオーブンで焼いたようなものを完全に排除し、一律にさけてしまう必要はありません。ただ、そういったものばかりにならないように気をつける、バランスに配慮するほうがいいでしょう」
と答えています。
それから電子レンジの料理を頻繁に食べるのもあまりよくありません。チンしても食物は茶色にならないので、見た目はいいように思いますが、アメリカ栄養士学会のレポートを見ると、ゆでたものよりAGEの量は増えるようです。
それに冷めた揚げ物などを何度も電子レンジでチンして温め直すのは、酸化、劣化させるのでおすすめできません。
食品中に含まれるコレステロールを酸化コレステロールは、悪玉コレステロールの中でももっとも悪い物質で、動脈に侵入して動脈硬化を起こさせるのも、実はこの酸化コレステロール劣化コレステロールも同じ意味のしわざです。また、生体内では、酸化と糖化は車の両輪のように作用し、タンパク質やコレステロールを劣化させます。劣化コレステロールの大部分は、単純に酸化だけを受けているのではなく、AGE化、糖化変性も受けていることが知られています。食品がどのような状態になると、酸化コレステロールが発生するか、まとめておきます。。

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