動脈硬化が進行します

病気も診てくれる女性外来

スモグロビンAlcが長い時間、高い血糖値の下に置かれると、糖のたんこぶがどんどん増えていきます。
そして糖まみれになって、最終的には「AGE終末糖化産物」という物質に変質していきますAGEの姿として、次のようなイメージを想像してみてください。ヘモグロビンというタンパク質の周囲に四方八方からお菓子のように糖がベタベタとくっついた状態です。
こうなると、もう元のヘモグロビンには戻ることができません。
な物体に変質していきます。
ヘモグロビンとは似ても似つかない異常やっかいなのはこのAGEという最終的な糖化物質が、なかなか代謝されずに、長期間体内にとどまるという点です。赤血球が四カ月で入れ替わっても、AGEだけは残ってどんどん蓄積されていく。
長く人間の体にとどまりつづけるということから、高血糖の記憶という現象と一致するのではないか。
血糖値を元に戻しても、高い血糖値のときと同じように合併症の病気が進行するのは、AGEがそのまま体内にとどまりつづけるからではないか。
このことを確かめるために、AGEを人工的につくって、人間の細胞にふりかけてみました。
するとどうでしよう。このAGEは予想通りに細胞を攻撃したり、組織を劣化させ、老化を加速させた。
悪さの限りを尽くしたのです。
そしてひとたびAGEまで進化すると、元のタンパク質には戻らない。
ヘモグロビンA1c
モグロビンに置き換わりますが、AGEのほうは二度とヘモグロビンには戻りませんは正常なヘその上、長いこと人間の体内にとどまって悪さをする高血糖の記憶
という現象も、AGEによってきれいに説明できるわけです。糖尿病の患者さんの老化を進め、さまざまな症状を引き起こしていたのは、的な糖化物質に変質したAGEだった!
ヘモグロビンが糖化して、最終こうしてAGEの研究がスタートしたのです。そしていろいろ調べていくうちに、体はこいつだ!と言われだしたのは、わずか数年前のことです。
どうやら老化物質の正3体内のいたるところに存在するAGEここで、みなさんに一つ重大なことをお話ししなければいけません糖化が進んで最終的な糖化物質AGEになるのはヘモグロビンだけではないということです。冒頭で説明したメイラード反応を思い出していただきたい。メイラード反応は加熱によって糖とタンパク質が結合して性質が変わる化学反応でした。
言いかえれば、タンパク質の糖化反応といってもいいでしょうそして人間の体内でも体温で加熱されて、糖とタンパク質のメイラード反応つまり糖化反応が起きている。
動脈硬化が進行します

  • 治療もできます。
  • 遺伝子が活性化するからだと言われています。
  • 細胞に号令をかけて貯蔵するように命じます。

動脈硬化の心配をせなあかんけど。それがヘモグロビンのAGE化だったわけですが、勘のいい方はすでにおわかりかと思います。
人間の体内にあるタンパク質はヘモグロビンだけでしょうか?
組織はほとんどがタンパク質でできています。
いいえ、そうではありません。
体の細胞やつまり体内の組織が糖にさらされて、長い間体温で温められていると、どんどん糖化が進み、最終的な糖化物質、つまりAGEになっていく。体のあちこち、そこら中にタンパク質が糖化されたAGEがたまっていって、本来の組織を攻撃するようになる。AGEは異常な糖化物質、モンスターなのです。
人間が老化していく姿とは、こうしたことだったわけです。
さきにメイラード反応
とは、糖とタンパク質がくっついて褐色ないしは黄色になる褐変反応
だと言ました皮膚の老化が進むとどうなるか。
たるみやしわが出てくるのですが、同時にしみやそばかすも出てきます。
フライパンで焦がしたような、茶色ですね。体の骨も老化が進みますと、スカスカになるだけでなく、色が黄色から薄茶色に変色してゆきます。目の老化の典型は白内障です。白内障になると目の水晶体が白く濁ってきます。白く濁ったことで白内障に気づき処置を受けるわけですが、そのまま放置してしまうと、水晶体は黄色になることが知られています。私が医者になりたてのころは、こうした黄色の目をした患者さんを何人も見かけました。水晶体が黄色くなる。これも褐変反応です。ここで、体内でタンパク質がどのようにAGE化していくか、糖化の過程を説明しておきましょう図2
ブドウ糖タンパク質シッフ塩基アマドリ化合物AGE初期反応可逆的後期反応不可逆的図2AGEができるまでタンパク質とブドウ糖が結びついて糖化したタンパク質ができ、シッフ塩基、アマドリ化合物へと進む。ヘモグロビンA1cはアマドリ化合物の一種で、ここまでは可逆的反応である。さらに糖化が進行すると、最終的にAGEになる。ひとたびAGEになると、元の物質には戻れない。
でマ行涙かァ進後質はがにc剖物ンAにタンら元たピさヒグる何び進的シ11反まがヘ可溯る糖物はひ初きウ合で。

 

細胞を殺してしまいます。

でド化まるがブリこなとドこG質マAクアでA種に2ン基一的図タ塩の終最初にタンパク質と糖がくっつきます。この反応が進むと、マドリ化合物というタンパク質に変質します。
タンパク質はシッフ塩基という物質をへて、アここまでが初期反応です。糖尿病の指標になるヘモグロビンAlc﹂は、このアマドリ化合物に相当します。アマドリ化合物は糖の濃度が下がると、シッフ塩基や元のタンパク質に戻ることができます。つまり可逆的な物質です。
この段階なら、何とか取り返しがきくわけですねしかしアマドリ化合物がさらに加熱されたり、高い糖にさらされると、AGEという最終物質になり、もう元には戻りません。
不可逆的な物質になってしまう。
これがAGE、モンスターです。
ヘモグロビンを例にとると、ヘモグロビンAlc
のうち約10%はAGEに移行します。
それらが血管や組織にべったり沈着して、さまざまな悪さをするのです。
お菓子のようにベタベタした砂糖まみれの物質AGEの正体は何かといいますと、糖化物質です。体内にあるタンパク質が糖化した結果、本来のタンパク質とは似ても似つかないものになった。
AGEはちょうどお菓子のように、表面にベタベタと糖がくっついたような姿を想像されたらいいと思います。
元はきれいなタンパク質だったのに、砂糖でまぶしたようにベトベトになって、本来の働きがまったくできなくなった糖尿病が進行するとそれらが体中のいたるところに広がり増えていきます。

ついろな脯し皮膚を構成するタンパク質では種類が違います。
は呼べません。
ですから、できあがったものはそれぞれ違う。
一つの名称でAGE化
したと呼び、AGE化した糖化物質をひとまとめにしてそこでタンパク質が糖化したことをAGEと名付けたのです。
AGEには、元のタンパク質によってさまざまな種類があります。
糖のたんこぶがタンパク質のどの部分に、どんなふうにつくかによっても性質が変わってきます。
もちろんくっつく糖の種類によっても違います。
一説によると、AGEは何十種類もあるのではないかと言われていま皮膚のように1カ月で入れ替わるもの、ヘモグロビンを含む赤血球のように四カ月で入れ替わるもの、コラーゲンのように-5-0年で入れ替わるもの、それぞれAGEから受ける影響も変わってきます。
骨の目の水晶体を構成するクリスタリンというタンパク質は一生変わりません。
つまり、生まれたときからのAGEの蓄積をそのまま受けつづけます。
神経細胞や心筋細胞も一生変わりません。
つづけています。

動脈硬化が進行します
免疫力の弱い子どもやお车寄りは接種を受けておくと安心です。
ホルモンの流れからない……。
そういう場所のAGEはずっとたまったまま、組織に影響を与えまた、AGE化は体中で進行していますが、人もいます。個人差もあります。
患者さんによっては腎臓だけが悪くなって、目はまだ大丈夫なもし白内障の原因が一00%AGEだとすると、きるはずです。
どんな人でもAGEがたまりつづければ、必ず白内障が起しかし現実にはそうなりません。
なぜなら同じ量のAGEがあっても、パンクしてしまう臓器とまだ耐えられる臓器がある。
低い量のAGEしかなくても、別の因子が加わったために、障害が出てしまう臓器もあるからです。
つまりAGEがそれぞれの臓器に与える障害の度合は、ほかの因子によって薄められたり、濃くなったりするのです。
AGE化は体中で起きていますが、症状のあらわれ方は臓器それぞれ、人それぞれだということです。では、AGEは体の主にどこでその症状を引き起こすのでしょうか。
わりがあるのでしょうか。次章でそのことについて見ていきます。
あるいは、どのような重大な病気と関前のページのまとめ色が褐色や黄色に変化して、風味が変わる。
二年のことである。
この「褐変反糖とタンパク質を含む食品を加熱調理すると、応」
発見者の名前をとってメイラード反応
と名付けられた。
一九一は、血液中の酸素を運ぶヘモグロビンの形と構造を調べるうちに、奇妙な形をしたものが見つかった。
体の中で起こったスモグロビンA1cと呼ばれる。これは、いったい何ものか。
ラード反応の副産物であることがわかった。
調べていくうちに、メイ糖尿病の人は早く老化する!?

 

薬を飲んでいても赤ちゃんに影響しないよう

高血糖の状態が六七年とつづくと、治療して血糖をコントロールしても合併症としての血管系の病気のリスクが減らない。これを高血糖の記憶という。
AGEの発見。AGEは体の中のいたるところで見つかった。
体の中のタンパク質の糖化の最終産物、れこそが、老化の原因かもしれない。

AGEの正体とは何か

血糖値×持続時間
が老化の速度をあらわす。AGEはタンパク質が糖化して、それが体内のあちこちに沈着し、変質した最終糖化物質です。

組織を劣化させて、老化やそれにともなうさまざまな病気を引き起こしまこのAGEを考える場合、重要なポイントが二つあります。
られ、老化が進みます。体内に糖がたくさんあればあるほど、一つは血糖値です。これが高いとAGEがつくタンパク質が糖とくっついてAGEがつくられ高い血糖値の期間が長くつづけばつづくほど、もう一つは時間です。
化が進みます。
その間にAGEがつくられ、やはり老同じくらいの高血糖値でも三、四日だけなら、その間につくられるAGEはわずかです。でもそれが三年五年、10年とつづけば、その分、どんどんAGEはつくられて、取り返しがつかない量までたまってしまいます。AGEの値は、とができます。
どれだけ高い血糖に、どれぐらい長い期間さらされたかという、いわばかけ算であらわすこAGEの量1血糖値×その持続時間AGEの量は増えますので、ツケのようにたまってしまっては元に戻せません。
たとえ血糖値が正常の範囲内にあっても、七〇年、八○年と長く生きてきたとす。
細胞へ糖を取り込ませるのです

治療についてさらにくわしく解説したいと思います。

かけ算の値が大きいほど、老化を問題にするときは、ると、その分、AGEの量は多くなる、という見方をしなければいけませんつまり生きている時間が長くなるにつれて、血管が傷んだり、脳梗塞や心筋梗塞になったり、歯周病になったり、骨がもろくなったり、認知症になるなど老化現象があらわれるということです。
「長生きすれば、それだけ組織がポンコツになって、老化するのは当たり前だろう」と思うかもしれませんがなぜポンコツになるのかというと、その老化のメカニズムにAGEが深くからんでいるのです。
反対に若い人でも血糖値が高いと、かけ算の値が大きくなるので、の進行に個人差があらわれることが理解されます。老化は早く進みます。
人によって、老化そして最悪なのは血糖値が高い状態のまま年齢を重ねていくことです。かけ算の値が飛躍的に増えて、老化が加速します。
このことを見ても、中年になって高い血糖値を放置することが、いかに危険なことなのかがわかりますね健診で「あなたは血糖値が高いから食生活を改善しなさい、運動をしなさい」と指摘されても、まったく意に介さない人がいます。しかし、この助言は「あなたは老化の進行がほかの人と比べて早いですよ」と宣告されていることと同じことです。それでも、あなたが耳を貸さないとするなら、自らせっせと老化を早めているようなものです。
AGEによる老化のメカニズムが顕著にわかるのが、糖尿病で血糖コントロール不良の患者さんの症例です。
この病気の患者さんは血糖値が高いために、タンパク質の糖化が起こりやすい。つまりふつうの人よりAGE化が加速し、老化が一気に進みます。
AGEは人間の体にどのような影響を与えているのか。